ひなたマコの読書/イラスト/ボイスlog♪

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【舞台】かがみの孤城

※2020年9月9日にnoteに投稿した記事の天才です。

 

NAPPOS PRODUSE
原作:辻村深月 脚本・演出:成井豊

 

さてさて、こちらでは初めてとなる舞台の感想。

元々私は辻村深月さんのファンで、原作も読んだことがありました。原作が好きだからこそ、舞台化は期待と少しの不安が入り混じっていたのですが……
開幕すればそんな不安があったことも忘れてしまうほどの、素晴らしい舞台でした。
原作のエッセンスを存分に凝縮しながら、そこに舞台としての演出も融合されていて。
私が観たのはライブ配信でだけれど、役者さんの間の取り方や登場のタイミングなど、絶妙だと思うことが何回もありました。

そして、涙。
中学時代不登校だった私(さらりとカミングアウト)は原作を読んだときから「これは私が言ってもらいたかった言葉だ」と何度も胸を打たれるシーンがありましたが、いざ舞台でそれが形になるとその破壊力は想像以上で。
このシーンは絶対泣く!と予想していた場面では勿論泣き、そしてその後はそれ以上に最後まで泣きっぱなしでした……。
もう本当に、涙、涙、涙。
こんなにもぼたぼたと涙があふれてきた舞台は今までにないです。

キャストを見たとき私は正直生駒ちゃんはこころのイメージに合わないんじゃないか…と思っていたのですが、全然そんなことなかった!表情での表現が凄く良くて、この舞台の座長は彼女しかいない!と思わせてくれました。
というか生駒ちゃんね、可愛いのよ……写真で見たりするよりずっとずっと可愛かったのよ……乃木坂のときのまんまるショートより、今のナチュラルなヘアスタイルのほうが似合っている気がするわ。ダンスシーンは流石の一言でした!
それから私はマサムネを推したい。コロナ感染でのキャスト変更、悔しいことも苦しいことも沢山あったと思いますが、舞台上のマサムネ、めちゃくちゃ良いやつだなぁってきらきら輝いていました。みんなを信じてオオカミさまに怒りをぶつけるシーンが泣ける。。。
オオカミさまといえば、リアルオオカミさまの衣装がめちゃくちゃ可愛くて一人はにゃーんとしてました。

きっと原作を沢山読み込んで脚本を練ったのだろうなぁというのが伝わってきて、原作のメッセージがもしかしたら小説以上に強く強く伝わってきました。
辻村深月さんの一ファンとして、大満足で最高の舞台だったと言わせていただきたい……!
素晴らしい舞台をありがとうございました!